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ふくろうの筆箱

不思議・妖怪・幽霊系の短編小説

私と小川と池と鯉。

道を一つはずれると、小さな川が流れていた。
その道は真ん中に小さな小川が流れていて
その脇には趣のある日本家屋が、建ち並んでいた。
思わず私はカメラを持つ。

この小川を主人公にした写真が撮りたいと、強く思ったのだ。
パシャリ



綺麗な小川だ
よく見ると小さな魚が泳いでいる。
九州、島原というと湧き水が有名だけれど、この小川もそうなのだろうか。

脇の日本家屋は『武家屋敷』といって
地元では有名な観光スポットらしい。

中に入ると、鯉の泳いでいる大きな池があって
その脇に甘味どころがあった。

今の日本、こういう場所は珍しい。
私はそこで『かんざらし』なる甘い甘味を堪能した後
鯉の餌を買った。

池のほとりで鯉に餌をあげながら、暇な時間を楽しむ。
たまには、こういう時間も悪くないものだ。


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